
海外FX業者から出金するときに、銀行によっては「出金の受取拒否」という対応を取られることがあります。今回は海外FXの出金でおすすめの銀行について解説します。
目次
海外FXからの出金受取を拒否される銀行ってあるの?
あります。
筆者も経験がありますが
実際には

と言われました。
理由としては
グループ全体の方針
とのことでした。
どういうことかというと
ソニー銀行は、自社で「外国為替証拠金取引(FX)」をサービスとして提供しています。
ソニー銀行は
- 銀行でもあり
- 国内FX業者でもある
ということです。
「国内FX業者」という側面を持つソニー銀行が、海外FX業者からの送金受け取りを拒否するのは、当然のことだと思われます。

海外FXの出金でおすすめの銀行はどこ?
ネット銀行
現時点では、受取ができるネット銀行は多いのですが、ネット銀行は、ソニー銀行のように銀行自らがFXサービスを提供することは少ないものの、グループ会社として、国内FX業者を持っていることが多く、グループ全体の方針として、も海外FX業者からの送金受け取りができなくなる可能性があります。
また、ネット銀行は「SWIFT(スイフト)」を持っていない銀行も少なくありません。
海外FX業者からの送金では、海外送金で必要な「SWIFT番号」の入力を求められます。国際金融取引で必要不可欠なSWIFT番号を持っていない(SWIFTに加盟していない)と、海外FX業者からの送金をそもそも受け取れないのです。
大手都市銀行(メガバンク)
大手都市銀行(メガバンク)は、海外FX業者からの送金受け取りを拒否していません。
しかし、金融庁からの圧力が強くなれば、大手都市銀行(メガバンク)も海外FX業者からの送金受け取りができなくなる可能性もゼロではないからです。
大手都市銀行(メガバンク)は、金融庁の監視やチェックを一番恐れているからです。
地方銀行
地方銀行は
- SWIFTに加盟している
- 金融庁からの圧力も弱い
ため、おすすめです。
とくにおすすめなのは
- 第一地銀
と呼ばれる地方銀行です。
第一地銀であれば、最低限のネットバンキングの機能もあるため、オンライン上で送金処理、残高確認もできるところが多いからです。
まとめ
海外FXの出金でおすすめの銀行は
第一地銀
です。
理由は
- SWIFTを持っている
- 金融庁からの圧力が弱い
- グループ会社に国内FX業者がない銀行がほとんど
- 最低限のネットバンキングやアプリのサービスを備えている
ためです。
第一地銀一覧
北海道・東北地方
北海道銀行、北都銀行、東北銀行、青森銀行、荘内銀行、七十七銀行、みちのく銀行、山形銀行、東邦銀行、秋田銀行、岩手銀行
関東地方
群馬銀行、武蔵野銀行、横浜銀行、足利銀行、千葉銀行、山梨中央銀行、常陽銀行、千葉興業銀行、筑波銀行、きらぼし銀行
信越・北陸地方
第四銀行、北陸銀行、福井銀行、北越銀行、富山銀行、八十二銀行、北國銀行
東海地方
静岡銀行、大垣共立銀行、百五銀行、スルガ銀行、十六銀行、清水銀行、三重銀行
近畿地方
滋賀銀行、池田泉州銀行、但馬銀行、京都銀行、南都銀行、近畿大阪銀行、紀陽銀行
中国地方
鳥取銀行、中国銀行、山口銀行、山陰合同銀行、広島銀行
四国地方
阿波銀行、伊予銀行、百十四銀行、四国銀行
九州・沖縄地方
福岡銀行、佐賀銀行、大分銀行、沖縄銀行、筑邦銀行、十八銀行、宮崎銀行、西日本シティ銀行、親和銀行、鹿児島銀行、北九州銀行、肥後銀行、琉球銀行
海外FXからの出金受取を銀行に拒否された場合の対応策
国際決済サービスやウォレット経由で受け取る
- 海外FX業者からの送金 → 日本の銀行の受取拒否
という事象が発生してしまった場合は
- bitwallet
- STICPay
- 仮想通貨ウォレット
などの送金サービスを経由して、日本の銀行に出金すれば良いのです。

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